歴史と伝統のフランス車

フランス車は世界でも一番の古い歴史を持った自動車です。
フランス車を製造・販売している有名メーカーであるプジョー、ルノー、シトロエン、ブガッティなどは、1900年前後に創業という老舗中の老舗メーカーです。
フランスでは、自動車が発明されてからわずか数十年で量産型の車が売られるようになり、自動車レースさえ行われていたのです。
フランス車にはいくつかの共通した特徴があります。
一般的にフランス車は小型車を中心に多く生産されていますが、小じんまりとしていてもデザインはスタイリッシュで、小さいエンジンでもパワーがあるのが特徴です。
小さなものでも最大限の仕事ができるほうが合理的と考えられているからで、合理性の追求という意味ではボディもエンジンもタフで、耐久性にも優れた作りとなっています。
すぐに乗り換えられる日本車と違って、走行20万キロを超えて未だ現役のフランス車は一杯います。
フランス車と言えば、少し前までは一部の物好きが乗る特殊な外車というイメージがありますが、近年は品質の向上と取り扱いディーラーの増加により日本でのユーザーも増えています。
日本車には無い乗り心地とおしゃれ感を求める人が増えているようです。

フランス車の特徴は?

フランス車に共通した特徴としてまず挙げられることは、個性的なデザイン性と長く使える耐久性です。
フランスの一般大衆車は小型の車が多く製造されていますが、各メーカーによってそのデザインは個性的で、すぐにどこのメーカーの車だとわかるほどオリジナリティあふれる車となっています。
また、フランス車のエンジンは他の外車と比べて小さなものを載せていますが、トルクは太く良く回るタフでパワーがあるエンジンとして定評があります。
他に挙げられるフランス車の特徴としては、その独特の足周りと座席シートでしょう。
いわゆる猫足とも表現されるしなやかなサスペンションによって、スピードが上がるに連れて車との一体感が強まり、路面をぴったりトレースしているような気持ちの良いロードホールディングが体感できます。
また、またバカンスの好きなフランス人の国民性の為でしょうか、フランス車の室内は小型車でも広く確保されていて、シートは快適でやわらかく、しなやかなサスペンションのお陰で長時間のドライブでも疲れ知らずです。
体を包み込んでホールドしてくれるような安定感のあるシートによって、長時間運転しても疲れにくくなっています。

日本に広がるフランス車ユーザー

フランス車の各メーカーも近年次々と日本法人を設立して、他の輸入車に対抗しようとしてきています。
まだまだドイツ車の根強い人気と信頼性には遠く及びませんが、フランス車も近年確実に徐々にファン層を広げているのも事実です。
ここ数年でフランス車の各メーカーがこぞって日本法人を作って輸入・販売網を強化してきた裏には、日本車や他の輸入車にも対抗しうる性能の良さと品質の向上があります。
他の外国車同様、フランス車にもそのお国柄が特徴として見られます。合理性を追求するフランス人らしく、作られる大衆車は小型車がメインで、その小さな車の中にデザイン的なスタイリッシュさと利便性、小さなエンジンなのに耐久性があってトルクは太い力強さを持たせるという併せ技を詰め込んでいます。
大きさはコンパクトながら車内はゆとりのある空間設計、広いトランク、小回りが効いて、それでいてフレンチテイスト感じるおしゃれなデザイン性、小さいながらも良く走ってくれるフランス車が日本にファンを増やしているのも納得のいく話です。
一度乗ってみればその魅力にはまる人も少なくありません。
フランス車にはそんな絶対的な個性があるのです。

Copyright © 2007 フランス車の魅力を知れば乗りたくなるよ